そらとこころからのことばたち

思ったことを書きます。それだけ。

【根源的で普遍的なもの信じたい】僕らは今、賛成とか反対という時代のハサミでその布をバラバラに切り刻もうとしている〜サカナクション years 4年越しの映像化によせて〜

【yearsが4年という月日を経て映像化】 
サカナクションの"years"という曲がリリースから4年経った今、映像化されました。

 


サカナクション「years」MUSIC VIDEO - YouTube

歌詞はこちら→サカナクション/歌詞:years/うたまっぷ歌詞無料検索


この曲はシングル”『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』”のカップリングとして、そしてアルバム”DocumentaLy”の11曲目に収録されている曲で、リリースされてから4年経った今というこの時代に映像化された意味というか必然というか、巡り合わせみたいなのものを感じざるを得ません。


政治とか歴史とかニガテだし全然よくわからないのですが、今の自分がこの映像化を受けて感じたことを言語化したくなったのでここに書きます。

(ホントは帰ってきたばかりの幸せすぎる縁に埋め尽くされた旅の話もしたい!のですが、それはまたそのうち)

 

【僕らは今、賛成とか反対という時代のハサミでその布をバラバラに切り刻もうとしている】

 

この曲はこんな言葉で始まり、

僕たちは薄い布だ 折り目のないただの布だ

後半にはこんな言葉が綴られています。

years years この先に待ち受けてる時代のハサミは
years years 多分この帆を切り刻みバラバラにするけど
years years また繋ぎ合わせるから そのときには
years years 君のことを思い出しても許してくれるかい?

僕ら人間を含む地球は一枚の布で、僕らはそれを今
”賛成とか反対という時代のハサミでバラバラに切り刻もうとしている”
ように思います。

でもそれは今に始まったことじゃなくて、人間が何度も何度も繰り返してきたこと。
傷ついて、立ち直って、いつのまにか忘れて、またそれを繰り返そうとしているということ。

僕たちは同じ一枚の布なのにそれを”賛成、反対”というハサミ(二元論)で分断しようとしている。
それは必然的に味方と相入れない敵や、正義とまた別の正義を作ることを意味する。
僕はそれが正しいとか間違ってるとかって言いたくはなくて、ただ単純に分断したり批判したり傷つけ合うことが

キライ
なだけなんです。

【根源的で普遍的なものを信じたい】

僕は”好きとか嫌い”は人間の心の奥底から自然と湧き上がるものだと思っています。

そして常識とか正義とかは見方や時代が変わればいくらでもその姿を変えることができるものだと思っています。

だから僕はそんな姿が掴めないものに自分の人生を使いたくなくて、それよりも根源的で普遍的な自分の心にただただ素直に人生を生きて生きて生きまくることに、地球という大きな布に自分の色を描くことにただただ真剣になりたい。

それを僕だけじゃなくてみんなでできたなら、地球はカラフルでステキな星になると思うんです。

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【バラバラになった布をつなぎ合わせる変わらない糸とは何なのか】

years years この先に待ち受けてる時代のハサミは
years years 多分この帆を切り刻みバラバラにするけど
years years また繋ぎ合わせるから そのときには
years years 君のことを思い出しても許してくれるかい?

僕の中で変わらないこと
多分これが変わらないことのひとつ years

 

この、”君”と”変わらないこと”ってなにを表しているんだろう?と思いながらを聴いていたらアルバムは次の曲、"ドキュメント"へ。

そしてこのドキュメントの最後の歌詞にその答えのようなものを見つけました。

それが、

”愛”

でした。

 

愛の歌 歌ってもいいかなって思い始めてる
愛の歌 歌ってもいいかなって思い始めてる  

 

時代のハサミでバラバラになった布を糸でひとつひとつ縫い合わせていく。

バラバラになっても、それでも残った”普遍的で根源的な糸”で縫い合わせていく。

”その縫い糸こそが、愛”

なんじゃないかと思いました。

 

ボーカルの山口一郎さんは、このドキュメントの歌詞を無意識的にアドリブで書いたのだそう。
そしてその歌詞の最後を
という言葉でしめくくったのは、それだけ愛というものが人間にとって普遍的で根源的なものだからなのかもしれません。

 

【何を信じ、何を選ぶかで全ては決まる】
僕らがこれから何を信じ、何を選ぶのかによって世界も未来もいかようにも変わります。

またこれまでと同じ道を歩むのか、それとも新しくもあり懐かしくもある素晴らしい時代に進むのかは僕たちの自由であり、そこに正解も間違いもホントはないのだと思います。
けれど命運はどこかの誰かじゃなく僕でありあなたにかかっています。

なぜならこの世界を生きているのは、つくっているのはどこかの誰かじゃなく僕であり あなただから。

まずは”自らの心の声に耳を傾けること”。

きっとそこから全てが始まるはずです。



My favorite song!!


今回の記事は最初はブログに書くつもりはなくて、結果少しトーンが暗めな気がしましたが想いが熱いうちに言語化しておきたくてブログにしてみました。

今回はサカナクション関連ということで、

"years"、"ドキュメント"とともに、アルバム”DocumentaLy”に収録されている、”ルーキー”という曲を紹介します。


サカナクション - ルーキー(MUSIC VIDEO) - YouTube

歌詞はこちら→サカナクション/歌詞:ルーキー/うたまっぷ歌詞無料検索 

 

この曲は東日本大震災の直後、3月16日にシングルとしてリリースされた曲です。
震災前につくられた曲であるはずなのに、偶然なのか必然なのか震災後の空気感をそのまま詰め込んだような歌詞になっています。
僕はリリースに先行して公開されたミュージックビデオを何度も聞いていたのですが、そのときの歌詞の感じ方と、震災直後に聴いた歌詞の感じ方がまるで違っていてとても不思議な体験をしたことを今でも覚えています。

それにこの曲を聴くと、震災直後のゴールデンウィークに訪れた被災地の光景が浮かんできて切なくなります。

今回のyearsも含め偶然なのか必然なのか、サカナクションは時代の節目に音楽で僕らに何かを伝えている気がしてなりません。

僕は今という時代が本当に世界の節目になる気がしていて、その節目に僕も新しいことを始めようと思い先ほどある宣言(?)をしました。

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この先どうなるかなんて全然わかりません。

明日生きているかどうかさえもわかりません。

だからこそ普遍的な今というこの瞬間を未来に向かって生きていきたい。

だからこそ、根源的で普遍的な心と愛で世界を紡いでいきたい。

その瞬間瞬間で自分が心からやりたいと思ったことを素直に行動に移していく。

ただそれだけです。